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          田舎の恵み(食料、エネルギーなど)を最大限に生かして自給自足生活!      2005年2月より

カマキリ

誰でも一度でいいから、カマキリの鎌に挟まれてみたいと思うのではないでしょうか。

挟まれてみてください。

オオカマキリ

初めは怖いですが、すぐ慣れます。

挟まれたときのザラザラした感触が、もし、自分が昆虫だったらこのまま食べられてしまうのかと思わせます。

 

カマキリの鎌のギザギザの向きは、獲物を挟むと離れないようになっており、捕まるとまず逃げられません。

捕まえてからむしゃむしゃと獲物を食べていきます。

なかなかの喰いっぷりです。

 

目は大きく前に向けられており、肉食そのものです。

にらめっこしたら負けそうです。

オオカマキリ

獲物に忍び寄るときも、慎重に歩を進めていきます。

場合によっては、風になびいているように体を揺らしながら忍び寄ります。

そこからは早いです。

 

目にも留まらぬ早さでがっちりと獲物を挟み込みます。

このとき足はしっかりと踏ん張っています。

そしてゆっくりと生きたままの獲物を食べていくのです。

食べている様子を見ていると本当においしそうです。

昆虫っておいしいんだろうなあって思ってしまいます。

 

カマキリのおなかから、黒いゴム糸のようなものが出てくるのを見たことがあると思います。

小さい頃はカマキリを捕まえてきては、おなかを押してゴム糸を出して遊んでいました。

そしてこのゴム糸は、勝手に動き回るのです。

まるで別の生物のようです。

 

ゴム糸がよく出る種類のカマキリがいて、それは鮮やかな黄緑色で、少し平べったい種類です。

ハラビロカマキリというらしいです。

 

ゴム糸の正体はハリガネムシという寄生虫です。

池や沼にいて、水生昆虫を宿主(寄生先)としているらしいですが、この水生昆虫をカマキリが食べたときに、新たにカマキリが宿主となります。

そしてハリガネムシが成虫になると宿主から抜け出し、池や沼に帰ります。

このとき宿主は死んでしまいます。

ゴム糸を子供たちに引っ張り出されても、そのままにしておいても、死ぬ運命だったのですね・・・。

 

カマキリは泡状の卵を産みます。

卵嚢といいます。

分解してみると、断熱性抜群であることが分かります。

この中に200~300匹もの赤ちゃんが入っているのです。

 

この卵嚢が部屋で見つかったらたいへんです。

そのままにしておくと、春には部屋中がカマキリの赤ちゃんだらけになってしまいます。

オオカマキリの赤ちゃん

カマキリの赤ちゃんといっても侮れません。

体が小さいだけで、カマキリの本能は備わっています。

しかもすばしっこく、ジャンプもします。

 

大人のカマキリは怖いけど、カマキリを詳しく見てみたいと思ったら、赤ちゃんカマキリを観察してみるのもいいかもしれません。

 


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