パナソニックが2011年5月26日に、神奈川県藤沢市にて事業化予定の「Fujisawaサスティナブル・スマートタウン」の構想をぶちあげました。
もとい、説明会を開きました。
これは街全体で「省エネ」「蓄エネ」「創エネ」に取り組み、光、熱、風、水のエネルギーを利用するものです。
具体的には、太陽光発電システムと家庭用蓄電池がすべての住宅、施設、公共ゾーンなどに標準装備され、電気自動車や電気アシスト自転車などの充電設備なども整えられます。
街全体の照明や防犯カメラなども制御され、高齢者も安心して生活できる街作りをおこなうというものです。
事業化予定の土地は、元々パナソニックの工場跡地で約6万坪あります。
そこに1000戸、3000人が住み、病院や商業施設などの施設も整った、全体としてのエネルギー利用や各種サービスなどの先進モデルの構築を確立しようとしています。
2013年度の街開きを予定しています。
この計画は東関東大震災後に構想されたようなタイミングでの発表ですが、実は2010年11月17日にパナソニックと藤沢市とでこのプロジェクトについての合意がなされ、具体化に向けて検討を進めていたものです。
また、アクセンチュア、オリックス、日本設計、住友信託銀行、東京ガス、パナホーム、三井不動産、三井物産の8社が参加し、共同で事業を推進していくことも明らかになりました。
それぞれが得意な分野を持っていますので期待が持てます。
特にパナソニックは太陽光発電システムや住宅、電気自動車へのバッテリー供給など幅広い分野を押さえています。
これはかなりの強みです。
この内容だと、街全体でスマートグリッドの仕組みを持っていますから、ほぼ全エネルギーは自然エネルギーで自給できます。
(電気をよく使う工場がないので何とかなりそうです。)
さらに下水道も工夫してメタンガスを発生させるとかして欲しかったのですが。
これに畑なんかも作っていれば最高ですね。
でも今回はエネルギー関連のみの実験なので・・・、
今後はもしかしたら食料まで自給自足できるようになるかもしれません。
これが成功して全国各地で同じ取り組みがされるようになったら、エネルギー問題はかなり改善されそうです。
今までもこういった取り組みはされていましたが、その後についてはほとんどニュースになっていません。
確か京セラも数十年前に数十戸の住宅に太陽光発電システムを設置していろいろなデータを取っていたと思うのですが、その後TVでも新聞でも何にも聞きません。
きっとおもしろいデータは取れていると思うのですが、どうなんでしょうか。
今回もちょこちょこと年に数回でもいいので、街の様子をニュースにして流して欲しいなと思っています。
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