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          田舎の恵み(食料、エネルギーなど)を最大限に生かして自給自足生活!      2005年2月より

土筆(つくし)

今年初めて土筆(つくし)を見つけました。

もうかなり大きくなっていますが気付きませんでした。

そのつくしは裏庭に生えていたものです。

つくし

小さい頃よく土手に、つくし取りに行ったことを思い出します。

 

毎年晩秋には、土手に生えてた枯れ草を燃やす土手焼きを行っていました。

昔は、土手は貴重な飼料の場所でした。

土手に生えた草を刈って牛やヤギなどの餌にするのです。

 

基本的にはそれぞれの場所が決まっていますが、村の土地に生えているものは早い者勝ちです。

学校から帰ると、ネコ車をもって草を刈りにいっていました。

なので、土手は年中綺麗になっていました。

 

でも刈り残しや、小さな下草などは残っていることもあり、それらを放っておくよりも、刈ったり燃やしてやった方が、翌年よく芽が出てくるのです。

燃やした後の灰もよい肥料にもなりますし。

 

ですから毎年冬には、土手は灰と炭で真っ黒になっていて、春先には太陽に光をよく吸収し、つくしも一面に生えていました。

ヨモギの新芽も綺麗に芽吹いていました。

 

つくしは一斉に出てくるので、時期になると取るのに大忙しです。

ところが今は家畜を飼う家もなくなり、土手は管理されなくなりました。

それに伴い、つくしなどの季節のものを、見たり感じたりということが少なくなってきました。

 

やはり季節のものは、手入れされた里で感じるものも多いようです。

 

つくしを取ってどうするの?

と思われる人もいるでしょうが、食べるんです。

美味しいですよ。

 

つくしの頭の部分は食べられますが食べません。

胞子が詰まっていて美味しくありません。

茎のようなものに付いている「がく」のようなところも食べられないので取り外します。

そこは「はかま」と言います。

これが結構面倒です。

 

肌色の茎のようなものだけになったものを食べます。

砂糖醤油で煮込んで卵とじが美味しいです。

おかずになります。

味は・・・つくしの味です。

 

そもそもつくしは スギナという植物の親です。

スギナが増えるときに胞子を飛ばしますが、そのために出てくるものです。

スギナはいわゆる雑草です。

スギナとつくしは親子なのです。

 

今はスギナは見あたらないので、またの機会にご紹介します。

 


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