田舎でつくろう!  ( blog版)              

          田舎の恵み(食料、エネルギーなど)を最大限に生かして自給自足生活!      2005年2月より

キウイ

キウイはブドウ同様、私の村でたくさん栽培されていましたが、今は廃れてしまいました。

多くの村人は、自分で食べる分を細々と作っています。

キウイ

出荷していたときほど神経質にならなくていいのですが、やはり皆さん農家としてのプライドがあるのでしょう、見事なキウイを作られます。

けど、私のところのキウイはそうでもないんですよね。

 

キウイには雄木と雌木があります。

銀杏と一緒ですね。

実がなるのは雌木だけなので、花粉のためだけに雄木を植えます。

 

隣の畑にもキウイの雄木を植えているので、自分の畑には雄木を植えなくてよいのですが、そうはいきません。

ちゃんと雄木も植えます。

そうしないと近所つき合いが難しくなります(笑)。

 

初夏には花が咲きます。

白くかわいらしい花です。

虫が勝手に受粉をしてくれるのですが、もっと確実にするために、筆を使って受粉させる場合もあります。

うちではしてませんが。

でもこれをすると、確かにきれいな形のキウイばかりになるような気がします。

 

花びらが落ちしばらくすると、多すぎる実を落とします。

これを摘芯といいます。

養分が分散してしまうのを防ぐためです。

 

そして出荷用には実を大きくするためのホルモン剤をつけます。

付けても付けなくても、大きさはあまり変わらないような気がするので、今は付けていません。

 

夏の間にどんどん大きくなっていきます。

葉の形といい、実の形といい、キウイの木の下にいると異国にいるような感じになります。

木といってもツルです。

支えをしないと倒れてしまいます。

キウイ

果実は名前のとおり、ニュージーランドにいる飛べない鳥 ”キウイ”そっくりです。

うまく作れば一つの木から、すごい量のキウイフルーツが収穫できます。

秋が来て収穫です。

 

この時点ではまだ食べられません。

食べようとしても、まだ固く酸っぱいので、とても食べられたものではありません。

熟成させなくてはいけません。

熟成にはエチレンを使います。

 

ビニール袋にリンゴとキウイを入れて密閉しておけば、リンゴからでるエチレンで熟成します。

さわって柔らかくなったら食べ頃です。

同時にリンゴも食べられます。

 

採らずに木に残しておいたものは、勝手に熟成しているので、畑に行ったら採って食べます。

とても甘くておいしいです。

大きさは関係ありません。

 

そろそろ剪定してやらないと、来年いい実がなりません。

キウイ

増やし方は簡単で、剪定した枝を鹿沼土に挿しておけば、いつの間にか根が出ています。

根が出る前に芽が出るので、見極めが難しいです。

根が出ていないときに抜くと枯れます。

 

昨年は写真を撮っていなかったので、今年は記録していきます。

 


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